担当:小澤
参加者:8名
概要:
テナガザルのゲノム解析から,種特有トランスポゾンがもつゲノム可塑性を示唆
議論:
系統樹の正当性の考え方
過去は,表現型から系統樹を考えていた
今は,遺伝型から系統樹を定量的に考えることができる
2つの系統樹の間に生まれるギャップをどのように解釈するか
そもそも系統樹とは?
・利用目的によって作り方が違う 使用する種
祖先の種や年代の推定が可能
・主に最尤法によって計算される
・計算の上で,知識による定義が使われる(分子時計など)
・有根と無根の2種類がある (起源がわかるかどうか)
昔は,表現型から,感覚的な区分しかできなかった
遺伝型からの推測が可能になり,(系統樹内の)葉がもつ配列の進化の歴史が見える
– その上で,変化に対する解釈には,地理的変動などの過去の背景知識が必要
– 最尤法による計算のため,偶発的な同座位への変異経過が見えなくなってしまう
-> 遺伝型の違いを見るのには問題はないが,進化プロセスを見る点では問題がある