月別アーカイブ: 10月 2014
[MBC2014] Nature Podcast(2014/05/08) Eye Wire
標準担当:寺嶋
参加者:8名
概要:
網膜の神経の配置をゲーム化して解く事に成功
議論:
「第六感のセンシングは可能か」
・五感(味覚・嗅覚・触覚・視覚・聴覚)は人工的なセンサーで検知可能
– 例:嗅覚・味覚(物質)、視覚・聴覚・触覚(エネルギー)
→ 第六感は検知できないのか
・第六感とは
– 例
– 霊感
– ひらめき
– 直感
– 考えられる要因
– 今までの経験から脳内で無意識につながりが出来ている?
– 推論
– 記憶の勘違い
→ センサーではなく周囲の状態を知るもの(統合情報)
– 正しいかどうかは別にして、第六感そのもので予想されるものに関わる何かは検知している
– 例:温度・湿度体調等
・未知の検知能力
– 例
– 磁力(ハトとか)
– 放射線
– 凄く強いもののみに反応する
– 重力(植物とか)
– 自分の中の時間(体内時計が狂わない)
– 日光・温度変化でリセット
– 時差ぼけするヒトは鋭いことになる
– ないとはいえない
– 五感が動物は極端になっているだけ
・五感も突き詰めれば物質とエネルギーを検知する2つに分類できる?
– 例えば嗅覚は目に見えない物質にラベルをつけただけとか…
まとめ:
第六感と呼ばれるものの定義やその検知、未知の検知能力について話し合いました。様々な方向に話が広がり興味深い議論が出来ました。
[MBC2014] 10-1, 10-2 脂質二重層 膜タンパク
標準担当:小舘
参加者:7名
節の概要:
細胞膜の構造である脂質二重層と、その機能を担う膜タンパクについて述べられている。
議論点:
細胞膜(壁)と生物進化の関係について
細胞膜:内と外を分ける かつ やりとりをする
→生物の起源にかかわる。
ウイルスはほとんどが細胞膜なし タンパク質の殻
→ウイルスのタンパク質、動物の細胞膜、植物の細胞壁を比較してみる
●タンパク質
・かたい:外とのやりとりは大変?
・大きな構造をつくりづらい:複雑さに限界?
・イオンなどの障壁にはならなそう
・攻撃/防御のモード切り替え
●細胞膜
・やわらかい
・大きな構造をつくれる
・イオンなどの障壁になる
・流動性をもつ
・組成の変更ができる
●細胞壁
・強固
・簡単に大きくできる
・装甲になる
・壁にタンパク質を組み込める
・流動性はない
その他の話題
・細胞膜と細胞壁はそれほど違わなそう
・細菌とウイルスとでは、ウイルスは代謝ができないから細菌の方が先だろう
・膜の合成酵素をもたない生物は多分いない。その古さを見られれば起源解明?
・2種類の膜があることが重要そう
[MBC2014]8-4,8-5 DNAの解析と操作 遺伝子の発現と機能の解析
標準担当:佐藤
遺伝子機能特定方法の今後
ーーーーー現在ーーーーー
□現在の目標…全細胞、全条件での網羅的調査
全細胞 → できそう(全細胞のDNAメチル化解析)
全条件 → 条件が何かまだわからない場合すらある
(全てのノックアウト組合せの解析、
現実的にはある程度予測して2ペアくらいでやる)
□現在の手法
○ノックアウト(遺伝子から形質を探す) ・・・現在の主流
L 発現量測定(DNAマイクロアレイ)
L 過剰発現(量を減らしてダメなら増やそうという考え)
○スクリーニング(形質から遺伝子を探す)
L タンパク質のスクリーニング
L 変異体のスクリーニング(GWAS)
○個々のタンパク質機能の解析(現在まだよくわかっていない)
□現在の問題点
・ ノックアウトしただけでは形質に変異が出現しない場合がある
→ある特定条件下において起こる可能性がある=条件特異性
→全遺伝子のモデル化まで到達していない
→様々な条件(環境因子等)も含んだモデルの作成
↓
□問題への対処
書かれていない要因(実験環境のデータなど)をどうデータ化する手段が必要
考え得る手段は
・ データから要因を推定する(難しそう)
・ 自分たちで条件を記録しながら再実験
(全ての条件を記録するわけにはいかない、ある程度絞る必要性)
実例として、稲の栽培における環境データを集めた研究がある
このような研究は手間(時間とお金)がかかる
→今はまだマニアックな部類
↓
未来の遺伝子機能特定方法の開発の糸口に?
ーーーーー未来ーーーーー
全タンパク質のシミュレーションが可能となり、より精密なモデル作成ができるように…