「オープンキャンパスReport」- 木下・大林研究室 研究紹介

オープンキャンパスReport

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今回は研究インタビューではなく、筆者がオープンキャンパスを覗いてみた様子をお伝えします!

 

 

今年度の東北大学オープンキャンパスは7月29・30日の二日間開催され、工学研究科・工学部では両日で約8000人の来場者が訪れました。

 

私は大学が近かったので、オープンキャンパスの混み具合は何度か目にしていましたが、実際に会場に入ったのは初めてでした。

キャンパスを歩いた1日目の午後の様子を振り返ります。

 

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工学研究科・工学部は青葉山キャンパスにあります。会場の建物の外には案内のテントが立ち並んでいました。そして案内板も。展示はひとくくりではなく、機械知能・航空工学科(小惑星探査機「はやぶさ」に関わっている科です)や化学・バイオ工学科、電気情報物理工学科など7つの部門に分かれています。木下・大林研究室は、電気情報物理工学科の医工学のテーマでブースを構えました。

 

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二日間いっぱい使ってもまわりきれない程の展示や企画があります。京都大出身の院生は、東北大学工学部は、オープンキャンパスに非常に力を入れていて驚いたといいます。道理で通りすがりで見ただけでも賑やかなはずです。

 

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開催時間中は、人が途切れるブースはなかったように思います。次々訪れる参加者(主に高校生)を前に、ラボ(研究室)の説明を担当する学部生や院生が研究の解説を続けます。立ち見を含めた十数人にプレゼンをすることも。はるばる新潟から参加した高校生は「工学部は分野が広くて、工学でも医療というのが意外だった」と感じたそうです。木下研究室ではアルコールパッチテストをしながら、研究の解説をします。ゲノム研究は生命情報を扱うことから、医学にも工学にも関連しているのです。

 

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ブースに来ていたのは高校生の他に、これから研究室選びをする学部3年生、学生より歳上の大人、中学生まで。大学によって研究室を選ぶ過程は異なるので、学部生もオープンキャンパスの重要な参加者であるのは意外に感じました。

 

 

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そして、少し足を伸ばしてロボット・知能システムのコーナーへ。音声や映像認識などの機械が展示されていて目を引きます。文字認識の精度を高めた全方向カメラの解説をしてもらいました。あらかじめわかっている場所の文字を映像認識するだけでなく、文字がどこにあるかを見つけ出すところがポイントだそうです。私は考えたこともなかった視点でしたが、機械の品質向上に密接に関わる研究だと感じました。

 

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木下・大林研究室のブースに戻ると、終了時間ぎりぎりまでパッチテスト、解説が続いていました。また、研究室のことだけを教えるのではなく、高校生への受験のアドバイスも時折聞こえてきます。仙台の高校に通う生徒は「工学部では質問にしっかり答えてくれて、自分の考えも言ったりしてくれて良い」と話していました。

 

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学部の雰囲気や実際にどのような研究室があるのか、在籍する学生の解説なしには掴むのが難しい、というのが実感でした。もっと前にきていたら、私自身学問の興味の方向が変わっていたかもしれません。

 

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(山口史津)

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